「これ食べた〜い」は、なによりも炭火好きで食いしん坊の私が、
どうせなら写真でも撮って皆さんに紹介しよう、
皆さんから情報を集めよう、ということでスタートしました。

これから七輪料理を始めようという初心者の方々でもわかりやすい
七輪料理講座としてやっていこうと思います。
といっても私自身勉強しながらのご紹介ですから大したことはない・・・です。
気分次第のスローペースですが、
延々に続ける特集として炭火料理をご紹介していきます。
ちょっとだけ「通」になってください。

そして七輪料理を楽しんでいる皆様、是非メールください。
どんな情報でも大歓迎です。

下ごしらえ

下ごしらえはいたって簡単、塩サンマならそのまま。
生サンマなら好みに応じて少々塩をふって焼くだけ。
まちがってもハラワタを抜かないように！！

焼き方

●遠火の強火

炭火はやっぱり遠火の強火が基本。
なるべく沢山の炭を使って遠火で焼くのが理想です。
じっくり焼きではなくどちらかというと
強火でさっと焼く方がおいしいと思います。

七輪上置きやレンガなどで網を持ち上げるだけで
ずいぶん違います。
是非お試しください。

　

●炭火は早く準備しておきましょう。

炭火は完全に着火してから最低でも10分くらいはそっとしておき、
灰被りになってから焼きましょう。
その時に焼き網ものせておくと網も焼けて魚がひっつきにくくなります。

　

●脂で焼かない

炭に脂が落ちると炎があがります。
なるべく脂が落ちないようサンマを傾けるなどの工夫をしましょう。
脂が焼けると「こおばしさ」が増しておいしいかもしれませんが、
炎で焼くと焼きムラができてしまい炭火特有の遠赤外線効果が活かされません。
炎はうちわで扇いで消しましょう。

●何回もひっくり返さない

これは焼き魚の基本です。
何回もひっくり返すと熱効率が悪くじっくり焼きになってしまいます。
焼け具合は網を持ち上げて下からのぞき込んで確認しましょう。
基本は１回だけの裏返しです。

　

（串焼きが簡単で美しく焼けます）

金串を使うと網にひっつかず簡単に裏返せて美しく焼きやすいです。

なによりも網のゴシゴシ洗い不要でラクチンです。
円形の七輪でもレンガなどで台を作ってやれば金串が使えます。
焼きながら食べることはできませんが・・・是非お試しあれ！

秋刀魚の基礎知識

●生態

サンマは夏の始めごろに北海道東部や三陸沖にエサを求めてやってきて、
ここで産卵のための栄養をたっぷり蓄えて、
太平洋を日本列島に沿うように南下してゆきます。
（一部は日本海にも回ります）

ですからサンマはなるべく北でとれたものの方が脂がのっているのだそうです。
もどりガツオと同じように脂をいっぱいつけて南下してくるんです。
産卵は黒潮周辺海域とのことですからフィリピンと日本の間あたりでしょうか？
たしかカツオもこのあたりだと思います。

　

●栄養

サンマは青背の代表格。血中コレステロールをさげてくれる
すばらしい脂をもっています。

でも、一匹のサンマでビールを２本も飲んでしまうと・・・意味ないじゃん！！

　

●価格

今年（2000年）は関西のスーパーで、新物が７月末に一匹800円程度、
８月中旬に150円、そして８月末には一匹100円のお買い得価格になりました。
同じ魚でも時期によってずいぶん価格が変わるものです。

　

●秋刀魚の選び方

サンマはその年にとれた「新物」と昨年の冷凍ものの「ヒネ」の２種類が
同じ売場にならぶこともあるそうです。必ず新物を選びましょう。
（「新物」と書いてあることが多いです。）

　1.　目に透明度があり、赤くなっていないもの。
　　　冷凍ものや鮮度の落ちたものは目が赤くなっています。

以下スーパーでは選びようがない（私の経験ではほぼ全部同じ）かもしれませんが、参考まで。

　2.　丸々とこえていて、口先の黄色いものが脂がのっているそうです。

　3.　背も腹もぶよぶよせず、はり（弾力）があるもの。

　

▼秋刀魚「通」ぶるためのポイント▼ 　　　1.　サンマは北方でとれたものの方が脂がのっている。 　　　2.　脂ののったサンマは口先が黄色い。 　　　3.　今年とれた「新物」と昨年の冷凍もの「ヒネ」がある。

　

▼秋刀魚のおいしい食べ方▼ 　　　1.　左手によく冷えたビールを持ちます。 　　　2.　右手に箸をもち七輪上のサンマから身をむしりとります。 　　　3.　口にあつあつの身をほおりこみ、 　　　　　ビールをぐぐ〜っと飲みます。 　　　これに勝るサンマの食べ方なんて絶対にない！！ 　　　と私は勝手に思ってます。 　　　やっぱり魚は皿にとらず、七輪上で食べるのが最高です。 　　　お試しを。

お魚情報満載！もちろん秋刀魚の情報も。