切り出し七輪の過剰な広告

切り出し七輪の販売上の過剰な広告表現のご紹介です。
何故こんなことを・・・と思われるかもしれませんが、
もし、あなたが次のような情報を信じておられて、
もし、私共で七輪をご購入いただくなら、
まるで私共も過剰な表現をしているようで、何か嫌な気分になってしまいます。
そのため、間違った知識をお持ちなら、一度再考をお願いしたいのです。

幻の七輪? 幻の定義は不明ですが・・・。

そもそも切り出し七輪は、戦後にかなり普及した七輪で、
今でも複数の工場で生産されています。
皆様がよくご存知の大手雑貨店、和風雑貨店、デパートなどでも販売され、
東京ならかっぱ橋道具街、大阪なら道具屋筋で多数販売されています。
それもそのはず、切り出し七輪は、焼肉店や各種炭火焼店で
今でも普通に使われている品物だからです。

これを幻というのはいかがなものでしょう?


飛弾コンロ


旅館や居酒屋でお馴染み、
通称「飛騨こんろ」と言われる七輪。
これも切り出し七輪なのです。
※一部、異なる品もあります。


火種コンロや火消し壷


七輪はもちろんのこと、炭火焼肉店によく置いてある、
火種コンロや火消し壷、これも切り出し製品。

 

唯一の○○ という表現

何が唯一なのか? はっきりした表現がないことが多いですが、
少なくとも生産工場も珪藻土の産出場所も複数あります。
私が唯一の職人!・・・と言わんばかりの広告を見かけますが、
実際には職人さんも複数。
能登半島(珠洲市)が唯一の産地!という意味なのでしょうか?
いづれにしましても「わが社の製品が唯一」でないことは確か。

天然珪藻土が無くなる! 七輪本舗廃業か?

ある通販広告のお客様の声で 
「珪藻土が無くなるので、私は2つ買っておきました。」 というのを見かけ
驚いたことがあります。
もし無くなるなら、私どもは廃業?ほんとに大変です。
珪藻土は能登半島の地下に膨大な埋蔵量があります。
なんと能登半島の3/4が珪藻土の大地なのです。
「無くなるので早く買いましょう」・・・いくら何でもどうでしょう。
確かに天然資源なので、減ることは確かですが。


見附島


能登の観光名所「見附島」
能登半島の3/4が珪藻土です。
写真で見えているこの島の側壁の土も珪藻土。



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