
■木炭はいつまで使える?
木炭の成分は、ほとんどが炭素ですから、保管状態がよければ変質することなく、
何年でも使用することができます。
しかし、木炭は空気中の水分や臭気などさまざまな成分を吸着するので、
そのような木炭を着火させると爆跳*したり、悪臭を放つこととなります。
そのため、外気に触れないように密閉保管しなければなりません。
※爆跳:ばくちょう
着火時に勢いよく木炭が爆ぜる現象。詳細はこちら「こわ〜い爆跳のお話」
■吸湿させないこと
備長炭の場合、完全な乾燥重量の10%ほどの水分を吸収します。
つまり、10kgの備長炭は、1kg=1リットルの水分を吸収します。
一度、吸湿した水分は、ほとんど放出されず保たれ、爆跳の原因となります。
※備長炭の水分は加熱しないと抜けません。
■臭気を吸わせないこと
木炭は空気中のさまざまな物質を吸着しますので、着火時の加熱により
強烈な悪臭を放ちます。
また、これらの物質は爆跳に拍車をかけることになるかもしれません。
■木炭の保管方法
木炭はビニール袋などで密封し、段ボール箱に入れるなどして、
空気、湿気にふれないように保管してください。
ビニール袋もある程度は湿気を通しますので、乾燥剤を入れたり、
二重にするなどしてください。
※ガラス瓶など臭気のない密閉容器などが最も理想的です。
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