切り出し七輪のパーツ

切り出し七輪の補修・メンテナンスの参考までに、
使用しているパーツ、素材をご紹介いたします。


■珪藻土
切り出し七輪の最大の特徴は、この天然珪藻土にあります。
採掘した珪藻土を粉砕せずそのまま焼成するので、組織が破壊されず多くの空気穴があり、
断熱性が高く、軽量かつ強度があります。
天然の珪藻土を800度ほどの温度で焼成したものです。

珪藻土

ノコギリで切れます。

ノコギリで簡単に切れるほど
柔らかいものです。


■補強ベルト
七輪は長期の使用でひび割れが起こりますが、
この補強ベルトで固定されていると、かなり寿命が延びます。

真ちゅう製

鉄製塗装品

銅製

真ちゅう製(左)、鉄製塗装品(中)、銅製(右)があります。


■つる
七輪を運ぶ時に持つ、針金の取っ手です。

真ちゅう製のつる

鉄製メッキのつる

ステンレス製のつる

真ちゅう製(左)、鉄製メッキ(中)、ステンレス製(右)があります。


■取っ手(角型のもの)

大型七輪の取っ手

角型の取っ手


■空気口
開閉により空気の取り入れ量を調整し、火力調整を行う金具です。
空気口の効果についてはこちら

真ちゅう製の空気口

鉄製の空気口

真鋳製(左)と鉄製(右)があります。


■鋲:びょう
七輪の上面に取り付けて網を受けたり、七輪の足として使います。
真鋳と鉄製黒塗装製、大小さまざまあります。

鋲1

鋲2


■足

大きな足で七輪の下に空間を作る時に用います。

足1

足2


■座金

七輪の上面に取り付けて、鉄板や
ジンギスカン鍋を受ける金具です。真ちゅう製。


■釘

七輪に金物を取り付けるための釘です。
真ちゅう製、鉄製があります。

座金

釘


■火皿:ひざら

ロストル、サナ、とも言います。取り外しのできるものをいいます。


ステンレス製火皿ステンレス製


珪藻土製火皿珪藻土製


鋳物製火皿1鋳物製火皿2鋳物製(鋳鉄)


素焼き陶器製火皿素焼き陶器製


セラミック製火皿セラミック製


取り外せない一体構造のものもあります。
これは切り出し七輪特有のもので、空気口を削り込んで作りますので、
プレスで作る練り物製品には有り得ない構造です。

旧焼鳥秋刀魚七輪の火皿

旧お卓の七輪の火皿


◆真ちゅうの変色

真ちゅう製品は(左)から(右)のような色に変色したり、緑青(銅のサビ)がでます。

きれいな真ちゅう

変色して錆びた真ちゅう


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