【七輪の製品的特性について】 ご注文の前にお知りおきください。

七輪は一品づつ点検し、厳重に梱包・発送いたしておりますが、
稀に運搬中に高所から落下するなどして破損することがあります。
万一の場合は使用せずご連絡くださるようお願いいたします。
また、切り出し七輪は職人さんの手作り製品(
無形民俗文化財指定)によるもので、
一般的な工業製品とは異なる下記のような特性があります。
ご注文前にご理解くださるようお願い申し上げます。

■ノミ跡、削り跡について

天然珪藻土はとても柔らかく、成形時に七輪の表面にノミ跡、凹凸、がついてしまいます。
いわゆる工業製品、プラスチック製品のような綺麗な加工面ではありません。
特に七輪内側はノミを自由な方向に入れることができず、加工が困難なため削り跡が目立ちます。

■塗装の剥がれについて

天然珪藻土は爪で簡単に削れるほどとても柔らかい素材ですので、
塗装は少しの圧力で簡単にはがれます。
お届け時にも多少の剥がれ落ちのあるものがございますが、ご了承くださるようお願いいたします。
また、七輪は一度使用しますとかなり汚れ、塗装も剥がれ落ちますので、
部分的な塗装の剥がれを気にするような品ではありません。
悪しからずご了承くださるようお願いいたします。
※塗装はアイボリー(ほぼ白色)です。肌色に見える七輪には塗装がありません。
※塗料は一般的なアクリル系水性塗料です。

■珪藻土の地層模様、色ムラについて

塗装のない七輪(肌色のもの)は、天然珪藻土特有の地層模様が見えることが多々あります。
(塗装や金物巻きされた七輪は、模様が見えなくなっています。)
模様は数万年前の火山活動や堆積物の影響によるもので、ひび割れと勘違いしそうな細い線状や、
円形、シミに見える形などなど。
また、肌色〜レンガ色など色調も様々です。珪藻土の成分が微妙に異なったり、
焼成時の温度変化や酸化・還元の具合で色変化があるためです。

■寸法形状・個体差について

手作り製品のため金型などで成形する製品と異なり、
表示寸法や個体によりまして多少の寸法差があります。
また、職人さんや時々の製品の削り方が異なり、形状的な個体差もあります。

■埋め戻しの跡について

切り出し七輪は、成形時にカケや凹みができることがよくあり、
それらを同素材の珪藻土で埋め戻すことがあり、
塗装や金物巻のない七輪ではその埋め戻しの跡が見えるものもあります。

■ガタツキについて

角形の七輪は4本脚のため厳密にはどうしてもガタツキが生じます。
(丸形は3本脚のため物理的にガタツキが生じません)
できる限り完全な平面を目指して削るのですが、手作業の上、
窯での焼成時に一般的な陶器と同様に必ず変形が生じます。
わずかなガタツキはご容赦くださるようお願いいたします。

■汚れ、傷などについて

七輪は一度使用するとかなり汚れ、新品の状態に戻すことはできません。
ススや食材の汁に油、傷や金物の変色によるものです。
使う度に汚れが増し、食器のように洗うこともできず、
せいぜい雑巾で拭き取る程度で、綺麗に保つことはできません。
逆に、汚れや傷など気にせず使えるところ、それが味となるところが七輪の長所ですので、
汚れを気にせずご使用ください。

■ひび割れについて

正七輪は正常な使用状況においても加熱により必ずひび割れが生じます。
ひび割れてからの寿命が長いのです。
詳しくは
『七輪のひび割れについて』をご覧ください。

■火皿の割れについて

珪藻土製の火皿(七輪の底に置く穴のある皿)は七輪本体と同素材で割れやすく、
木炭を投げ入れたり、圧力をかけたりすると割れてしまいます。
取り扱いにご注意をお願いいたします。また長期の使用では劣化により割れてしまう消耗品です。
※ステンレス製の火皿に比べると断熱性が高く低コストです。

■七輪の補修について

珪藻土のひび割れやカケ、劣化した金物などは補修が困難です。
七輪を落下させるなどして大きく割れてしまいますと、補修できず使用不可となります。
工場での補修も人件費や材料費、送料を考慮しますと現実的ではなく、
当店では補修を承っておりません。
悪しからずご了承くださるようお願いいたします。

 


七輪本舗TOPへ