「これ食べた〜い」は、なによりも炭火好きで食いしん坊の私が、
どうせなら写真でも撮って皆さんに紹介しよう、
皆さんから情報を集めよう、ということでスタートしました。

これから七輪料理を始めようという初心者の方々でもわかりやすい
七輪料理講座としてやっていこうと思います。
といっても私自身勉強しながらのご紹介ですから大したことはない・・・です。
気分次第のスローペースですが、
延々に続ける特集として炭火料理をご紹介していきます。
ちょっとだけ「通」になってください。

そして七輪料理を楽しんでいる皆様、是非メールください。
どんな情報でも大歓迎です。

 

vol.13   八列とうきび

石川啄木も食した、昔のとうきび、八列(はちれつ)とうきび。

八列とうきび

 今やとうきびといえばハニーバンタムやピーターコーン。
「わしらにとって、とうきびと言えば黄八丈。あの味は、忘れられん。」
十勝の農家仲間たちの寄り合いで長老がつぶやいた一言。
これが事の始まりでした。
ようやく探し当てた黄八丈。食ってみたらこりゃ美味い。
自分も食べたい、子供たちにも食べさせたい。仲間に食べさせたい。
この際、自分たちで造ってしまおう。こんな熱い想いで造ります。』
*****以前の夢十勝さんのホームページより*****

このメッセージを読んで即刻仕入れ!と注文するとまだ7月なのに売り切れ。
一年以上も待ってやっと届いたのです。
しかも、2002年は雨が多くてほとんど全滅でしたが、
わずかな収穫分をなんとか送っていただきました。
この特集は2002年10月10日に撮影したものです。


昔ながらのとうもろこし

北海道とうもろこしの原種とも言われる、
昔ながらのとうもろこしです。
なんだか開拓者の力、
大地の力を感じる様相です。

八列とうきびの断面 名前のとおり八列です。


長いです。


かなり細長いですね。
下は一般的なピーターコーン




とうもろこしは鮮度が命!

収穫されたとうもろこしは、なんと数時間で糖分が半減するらしい・・・。
というのも収穫されたとうもろこしは、当然のことながら種子として生きているわけで、
自らを守るために自らの糖分を消費してしまうのだそうです。

七輪もって畑へ行こう!

それなら、甘くておいしいとうもろこしを食べるには
七輪かついでとうもろこし畑にイザ出陣!!
一度はやってみたい♪気もしますが・・・・。
ちょっと現実的でないとお思いの皆様に朗報。
「大自然北海道」さんでは、朝に収穫した八列とうきびをクール便で送ってくれるのです。
冷やせば糖分の消費が抑えられる!ということで、
まるで鮮魚のような扱いで送ってもらえるのです。



醤油とはけを用意します。


醤油とハケを用意してください。


焼鳥秋刀魚七輪に強火
強火で焼きます。


八列とうきびは、普通のとうもろこしとは随分異なり、
焼きすぎるととても固くなってしまします。
火加減は強火で短時間で焼きましょう。

まるごとスッキリ焼きたかったので、
焼鳥秋刀魚七輪を使用しました。
丸型の七輪なら半分に切って
素早く焼き上げるようにしてください。


生と焼けたもの。


焼けると変色します(下)ので、ハケで醤油を塗ります。

上が生、下が焼けたもの。


焼く。


塗った部分を焼きながら、2〜3回、醤油を塗ります。


焼き上がり!
できあがりっ。めっちゃ簡単!おいしい! 噛み締めるほどに味わいが豊かです。


おいしい!


歯ごたえがあり、噛んでいると味がでてくる。
あきらかに違います。



もちろん普通のとうもろこしも、
七輪で焼くとかなりおいしい!



「大自然北海道と愉快な仲間たち」

八列とうきびの収穫時期は、普通のとうもろこしより遅く、
おおよそ9月中旬前後、2002年は10月初旬の収穫でした。
今年はこの特集のものより大きな「八列とうきび」が
収穫できる予定だそうです。お楽しみに!

★ご注意!★
八列とうきびは売り切れの可能性が高いのでご予約はお早めに!


vol.1 秋刀魚      を見る 
vol.2 烏賊の干物    を見る 
vol.3 蛤        を見る 
vol.4 鮎        を見る 
vol.5 鰹のたたき    を見る 
vol.6 自分で作る干物  を見る 
vol.7 七輪焙煎コーヒー を見る 
vol.8 ジンギスカン   を見る 
vol.9 紅鮭       を見る 
vol.10 焼きいも(蒸し焼き)を見る
vol.11 鰤の照り焼き  を見る 
vol.12 マグロのカマ焼きを見る          七輪本舗TOPへ