「これ食べた〜い」は、なによりも炭火好きで食いしん坊の私が、
どうせなら写真でも撮って皆さんに紹介しよう、
皆さんから情報を集めよう、ということでスタートしました。

これから七輪料理を始めようという初心者の方々でもわかりやすい
七輪料理講座としてやっていこうと思います。
といっても私自身勉強しながらのご紹介ですから大したことはない・・・です。
気分次第のスローペースですが、
延々に続ける特集として炭火料理をご紹介していきます。
ちょっとだけ「通」になってください。

そして七輪料理を楽しんでいる皆様、是非メールください。
どんな情報でも大歓迎です。

 

vol.11   鰤(ぶり)の照り焼き

 鰤の照り焼き

 冬に脂がのり、うまい魚の代表格といえば鰤。
寒い中、したたり落ちる脂の炎をさけながら、
幾度もたれを塗って焼き上げる照り焼きは、格別のご馳走。
食べるまでの期待度はかなり高い!
寒さなんか忘れてしまう美味しさ間違いなし!


   鰤は出世魚と言われ、おめでたい魚なので、
   お歳暮にしたり、おせち料理にしたりと人気がありますね。
   特に日本海の氷見(能登半島の付け根)で水揚げされる寒鰤は最高とされ、
   1尾十万円以上の価格もざらにあるとか。
   ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ、と成長につれて呼び名が変わります。



■ご用意いただくもの


用意するもの


・七輪、木炭、うちわ、網など
・金串、小鍋、はけ、トレー、スプーン、
 キッチンペーパー、たれ用小鉢
・鰤の切り身、醤油、みりん、日本酒、砂糖、塩、
 付け合わせ(みょうが、はじかみ、など)




たれを合わせる。


たれを作ります。

鰤4切れ分の目安です。
・醤油  / 大さじ3
・みりん / 大さじ2
・日本酒 / 大さじ1
・砂糖  / 大さじ1


たれを煮つめる。


小鍋でたれを煮つめます。
おおよそ2/3程度に減るまで煮つめます。


たれできあがり


小鉢に移します。(鍋のままでもかまいません。)
ややとろみが出る程度まで煮つめれば完成です。


ぶりの切り身


薄塩をします。

わずかな塩を振り、鰤の表面にのばします。


ペーパーで水分を吸収する。


水分を吸収するように、キッチンペーパーで包んで、
しばらく置きます。


串を打つ。


串を打ちます。

あらかじめ串を上に置き、方向を定めて、
先が広がる(末広串)ように串を打ちます。
大きな鰤なら3本打ってください。


片面を焼く。


焼きます。

レンガなどで串置きを作ると、楽に焼けます。
まずたれをつけず、そのまま片面を焼きます。
片面の色が変わる程度まで焼きます。

 炎が上がったら、炎を避けて焼いてください。
 炎はうちわであおいで消します。


焼けた面にたれを塗る。


片面が焼けたら、すばやく焼けた面にたれを塗ります。


生の面を焼く


生の面を焼きます。


たれを塗る。


焼けたらすばやくたれを塗ります。
先程塗った面にも、さらに塗ります。
この状態では、まだ中は生の状態です。

※ここで金串を1回転させて、抜けやすくしておきます。


さらに焼く。


一番最初にたれを塗った面を焼きます。
うちわを片手に炎と戦いながら焼きます。
あとは、焼いて塗る、焼いて塗るを3回ほど繰り返して、
表面がわずかにこげる程度で止めます。

※ただし、焼き過ぎに注意してください。
 中の水分がなくなるほど焼くと、味が落ちてしまいます。


できあがり


皿に盛り付けて、さらにたれを塗ります。
みょうがやはしばみを添えて、完成です。


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